岩手県北上市にある「アメリカンワールド」は、その名のとおり1950~1960年代のアメリカ文化を再現した商業エリアです。
オールディーズ音楽やアメリカンな雰囲気に包まれた9つの建物が立ち並び、訪れる人をレトロな世界へと誘います。
今回は、その一角にあるドーナツ店「Vicky’s」を訪ねたところ、思いがけずエルヴィス・プレスリーの展示に出会うことができました。
音楽好きとしては心惹かれる空間であり、さらに美味しいドーナツについてもご紹介します。
プレスリーの名曲を思い出す

ドーナツ店「Vicky’s」が入っているのは、「アメリカンパラダイス」という建物です。
足を踏み入れると、まず目に入ったのは巨大なピンクのアメリカ車と、エルヴィス・プレスリーの映像やパネル。
黄金のスーツに身を包んだ姿は圧巻で、しばし足を止めてしまいました。

父の影響でオールディーズを聴いてきた私、プレスリーの歌では「ハウンド・ドッグ」、「監獄ロック」のようなロックでワイルドな歌がお気に入り。
それでいて、「好きにならずにいられない」のようなバラードには、今聴いても心を打たれる魅力があります。
改めて、プレスリーもオールディーズの一角を担う存在であることを思い出しました。
こちらの歌は、Youtubeの公式チャンネルから視聴可能です↓(出典:Elvis Presley / YouTube)
ピンクキャデラックが語る時代

さて、展示されているピンクのアメリカ車の正式名称は、「キャデラック・シリーズ62クーペ」、通称ピンクキャデラック。
プレスリーの愛車として有名で、アメリカの好景気を象徴する存在とされています。
この車はジェット戦闘機やロケットをイメージしているとのこと。
迫力あるサイズ感と光沢には、車に詳しくなくても目を奪われます。
博物館にあってもおかしくないほどの存在感ですが、ここでは無料で見学できるのが驚きでした。

お目当てのドーナツ屋さん「Vicky’s」

展示を楽しんだあとは、今回の目的だったドーナツ店「Vicky’s」へ。
人気の「マラサダ」と、見た目も楽しい「アポロ」を購入しました。
- アポロ(200円):ザクザク食感の生地に、チョコとイチゴのソースが裏側までたっぷり。香りと甘さのバランスがよく、コーヒーと相性抜群。
- マラサダ(250円):表面はサクッ、中はふんわり。程よい甘さのクリームが詰まっており、ケーキを食べたような満足感がありました。
甘さは強めながらも「激甘」ではなく、食べやすい仕上がり。手土産にも喜ばれそうな一品です。

北上市のアメリカンワールドは、エルヴィス・プレスリーの展示やピンクキャデラックを通じて、当時のアメリカ文化を体感できる貴重なスポットでした。
そして、目的の「Vicky’s」のドーナツは期待した以上の美味しさでした。
北上市にはミスタードーナツがないこともあり、今後ドーナツが食べたくなったときにはここに通いたいと思います。
アメリカンな雰囲気とともに、美味しいドーナツを楽しみたい方におすすめです。
- 購入品 :マラサダ(250円)、アポロ(200円)※税込価格
- 購入場所:Vicky’s(岩手県北上市北鬼柳32地割44アメリカンワールド内)
※上記は2023年10月時点の情報です。