先日ご紹介した岩手県北上市の商業施設「アメリカンワールド」。
館内にはエルヴィス・プレスリーの等身大パネルやピンクのキャデラックが展示されており、その存在感に驚かされました。
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そんな話を父にしたところ、思いがけない情報が返ってきました。
「青森にエルヴィス・プレスリーがいるの、知ってるか?」
父の言葉を理解できなかった私。
調べてみると、確かに“青森のプレスリー”はいらっしゃいました。
青森出身のエルヴィス・トキさんとは?
父の一言をきっかけに調べたところ、2023年3月にアメリカで開催された「ブランソン・エルヴィス・フェスティバル」で、青森県東北町出身の エルヴィス・トキさん(土岐豊一さん) が優勝していたことがわかりました。
この大会はプレスリー没後30年にあたる2007年に創設され、2023年で第15回を迎えた名誉ある大会です。
普段はテレビや新聞に触れる機会が少ない父でも知っていたことからも、その話題性の大きさが伝わってきます。
トキさんの言葉「感謝の気持ちを忘れない」
次に、青森朝日放送のYouTubeチャンネルで2020年のインタビュー映像を視聴してみました↓(出典:ABA青森朝日放送 / YouTube)
登場したトキさんは、髪型や衣装、メイクまでプレスリーさながら。
第一印象は「ギラギラしている、衣装もキラキラしている」。一目で本物を思わせる再現度でした。
インタビューでは、震災で仙台から故郷・青森へ戻り、ライブバーを経営しながら音楽活動を続けてきた経緯も語られています。
映像の最後に語った「感謝の気持ちを忘れない」という言葉は、シンプルながら深く心に残りました。
大舞台で活躍するアーティストほど、こうした謙虚さを大切にしている印象があります。
アメリカンワールドでライブしていた!
さらに調べると、なんと今年(2023年)4月、優勝直後のトキさんが北上市「アメリカンワールド」で公演を行っていたことが判明。
下記は実際のライブ映像です↓(出典:Hisaki Tube / YouTube)
歌声はプレスリーにそっくり、腰を使ったダンスパフォーマンスまで再現。
観客との掛け合いも自然で、会場の熱気が伝わってきました。
特に印象的だったのは、ラスト近くに披露された「明日に架ける橋」(サイモン&ガーファンクルの名曲、プレスリーもカバー)。
低音でじっくりと歌い上げる姿が素敵でした。
こんなに近くで観る機会があったのに、足を運ばなかったのは本当にもったいないこと。
次のチャンスは逃さないようにしなければっ。
<参考資料>
・Web東奥「米のプレスリーそっくりさん大会で優勝」(2023/4/11)(https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1534198)
・ブランソン・エルヴィス・フェスティバル公式ホームページ(https://www.bransonelvisfestival.com/)
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