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【岩手の郷土菓子】昭和の名曲「北上夜曲」から生まれた銘菓たち

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先日のブログで岩手県北上市の展勝地を訪れた際、「北上夜曲の碑」を見つけたことについて書きました。

今回はこの昭和の名曲にちなんだお菓子をご紹介します。

北上夜曲」は、岩手県出身の若者2人が昭和10年代に作詞・作曲した情緒豊かな歌曲で、地元では今も親しまれています。

この詩情を感じさせる銘菓が、北上市の老舗「かぎや菓子舗」さんより販売されています。

昭和8年創業の老舗菓子店「かぎや菓子舗」

「北上夜曲」を製造・販売しているのは、1933年(昭和8年)創業の「かぎや菓子舗」

北上市内に5店舗を展開し、地元の百貨店やショッピングセンターにも出店しています。

私も買い物のついでによく立ち寄るお店のひとつです。

和菓子・洋菓子問わず品揃えが非常に豊富で、つい目移りしてしまうほど。

休日には多くのお客さんでにぎわっており、地域に根ざした人気店であることが伝わってきます。

ケーキ類も充実していて、旬のフルーツを使ったケーキが特にお気に入りです。

先日はブルーベリーレアというケーキを食べましたが、ふんわりした甘酸っぱいムースが美味しかったですよ。

旬のブルーベリーのソースが美味しかった^^

北上夜曲の詩情を込めた銘菓

そんなかぎや菓子舗さんが手がけるのが、銘菓「北上夜曲」

その存在は以前から知っていましたが、実際に購入したのは今回が初めてです。

展勝地の碑を訪れた後、ぜひ味わってみたいと思いました。

公式サイトによると、「ロマンチックで詩情豊かな歌曲」の「ロマンと詩情性をお菓子に託して創りあげた」パイ菓子とのこと。

このパイ菓子は2種類の味が用意されており、パッケージには北上夜曲の冒頭の歌詞が記されています。

また、隣には姉妹品の「北上夜曲の恋人たち」も並んでおり、せっかくの機会なので両方購入してみました。

北上夜曲のパッケージには北上夜曲冒頭の歌詞が。

「北上夜曲」北海道産小豆とクリームチーズ

北海道産の小豆を使った餡とクリームチーズが、サクサクのパイ生地に包まれています。

餡の甘さは控えめで、小豆の風味が引き立ち、そこにチーズの塩味とコクがほどよく調和しています。

小豆とチーズの組み合わせは初めてでしたが、小豆とバターに匹敵する相性の良さを感じました。

チーズ部分がうまく撮れていませんが、ちゃんと入っています。

「北上夜曲」りんご餡とくるみ餡

こちらは個人的にお気に入りの味です。

しっとりと煮詰められたりんご餡に、香ばしいくるみの食感が加わり、後を引く美味しさ。

なめらかな餡がくるみの食感を引き立てており、味・香り・食感すべてが調和していました。

クルミが香ばしくて、りんご餡と相性◎

姉妹品「北上夜曲の恋人たち」

名前もパッケージもかわいらしく、どこかメルヘンな印象のお菓子です。

パッケージの色合いが優しくてかわいい。

おそらく、北上夜曲の歌詞に登場する星空の下の恋人たちをイメージしているのでしょう。

 

中には、一口サイズの餡入り焼き菓子が2種類。

茶色の方はコーヒー風味の皮に餡が包まれ、白い方は爽やかなりんご餡が入っています。

先ほどの「北上夜曲」とは異なる風味で、特にりんごの爽やかさが際立っていました。

一袋で二つの味を楽しめるのも魅力で、手土産に喜ばれそう。

 

今回ご紹介した「北上夜曲」と「北上夜曲の恋人たち」は、いずれも相性の良い素材を組み合わせたお菓子です。

その調和のとれた味わいに、名曲「北上夜曲」の詩情が込められているのだと感じました。

展勝地で「北上夜曲の歌碑」をご覧になった際には、ぜひこれらのお菓子も一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

 

  • 購入品 :北上夜曲(北海道産小豆とクリームチーズ / りんご餡とくるみ餡)、北上夜曲の恋人たち
  • 製造所 :有限会社かぎや菓子舗(岩手県北上市)
  • 購入場所:江釣子ショッピングセンターパル 1階 かぎや菓子舗パル店(岩手県北上市北鬼柳19地割68)

※上記は2023年7月訪問時点の情報です。

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