昨日のブログに引き続き、秋田県大仙市の花館の話題です。
以前大仙市を訪れた際、イーストモール(大仙市のショッピングモール)にて買い物をしたときのこと。
花館の御本陣跡に行った後だったので、せっかくなので花館名物がないものかと探してみました。
店内の地産地消の広場をぶらぶらしていると………花館名物と書かれた食べ物を発見!
その名物の名前は、とうふかすてら。製造所は大仙市花館の田口豆腐店さん。
その名の通り、豆腐で作ったカステラです。
秋田県南名物、豆腐カステラとは
豆腐カステラは秋田県南に伝わる郷土料理です。
大仙市ホームページによると、豆腐カステラは「水分を絞った豆腐に砂糖や卵などを混ぜてカステラ状に焼いたお菓子」。
その豆腐カステラの歴史ははこんな感じです↓(参考:大仙市ホームページ)
- 江戸時代の日本海交易を通じて秋田県に南蛮菓子文化が伝わる
- カステラの材料の砂糖や卵が庶民にとっては高価だったため、ハレの日に食している貴重な豆腐を使って作る → 豆腐カステラの始まりに
ちなみに、秋田魁新報の記事によると、高齢世代には豆腐カステラを「水仙焼き」と呼ぶ人もいるそうです。
濃い緑茶が飲みたくなる濃厚な甘さ
こうして買ってきた豆腐カステラ、切って皿に盛りつけてみました。
私にとって初めて食べる豆腐カステラ。いざ食べてみると…
もぎゅっとしていて、歯応えのある食感。
この食感だけでも新鮮に感じたんですが、さらに驚いたのが甘さ。すごく甘いです。
かなり濃いめに入れた緑茶と相性が良さそう。
一切れ食べただけでかなり満足感があります。
あと、普通のお菓子と比べて、タンパク質も多く取れているような気がします^^
なんでこんなに甘いの?と思ったんですが、考えてみれば、豆腐カステラはハレの日の食べ物。
砂糖が貴重品だった昔、ハレの日に砂糖をたくさん使う料理を食べた、なんて話、よく聞きますよね。
青森のお赤飯が甘いのも、確かそんな理由だったような。
歴史を知ると、この甘さはめちゃくちゃ理解できます。
次は濃いめの緑茶とともにいただくことにしよう^^
豆腐カステラのアレンジメニュー?
豆腐カステラの歴史を調べる中で、豆腐カステラの美味しそうなアレンジ料理を見つけました。
大仙市と民間企業が豆腐カステラのブリュレとクリームサンドを共同開発したらしいのです。
すごく美味しそうじゃないですか?↓
大仙市ではこのレシピを公開していて、取扱店舗にてこのメニューを食べることができるんだそう。
さて、取扱店舗を見てみると………秋田市の赤居文庫さんのみでした、ありゃま、秋田市はなかなか行く機会がありません。
ちょっと食べてみたかったんですが、しかたないですね。
今後、大仙市の喫茶店でも提供が始まりますように!
- 購入品 :花館名物 とうふかすてら
- 税込価格:375円
- 製造所 :田口豆腐店(秋田県大仙市)
- 購入場所:イーストモール 地産地消の広場(秋田県大仙市戸蒔字錨77-1)
※上記は2023年5月時点の情報です。
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