今回ご紹介するのは、岩手県盛岡市のお菓子屋さん、タルトタタンの人気商品「濃厚チョコレート饅頭」。
その名のとおり、チョコレートの風味が口いっぱいに広がる、満足度の高い逸品です。
※2025年7月末をもって、製造・販売は終了しています(詳細は文末をご参照ください)。
小松製菓から生まれた「タルトタタン」
タルトタタンは、昭和の時代から続く南部せんべいメーカー株式会社小松製菓(本社:岩手県二戸市)の洋菓子部門としてスタートしました。
平成20年(2008年)に盛岡本店が分社化し、株式会社タルトタタンとして独立。
現在も岩手県内を拠点に、洋菓子の製造・販売を行っています。
小松製菓といえば、「南部せんべい乃 巖手屋(いわてや)」のブランドで知られています。
定番のごま・落花生入りせんべいから、厚焼きクッキー風、さらにはチョコレートをコーティングした「チョコ南部」まで、和洋の垣根を越えた商品展開が魅力です。
そんな開発力のある企業から生まれた洋菓子専門ブランドということで、味にも期待が高まります。
まるでガトーショコラのような濃厚さ
そのタルトタタンの作る「濃厚チョコレート饅頭」はこんな感じのお菓子です。

「濃厚チョコレート饅頭」は、見た目こそ素朴な饅頭ですが、一口食べればその印象はがらりと変わります。
中には、チョコレートとこしあんを組み合わせた餡がぎっしり。
舌に残る滑らかな甘さと、深い香りが特徴で、まるで小さなガトーショコラのような味わいでした。

サイズは2〜3口ほどと控えめですが、そのぶん味が凝縮されていて、コーヒー一杯と合わせるとちょうど良い満足感があります。
おしゃれなパッケージ入りで、贈り物や手土産にもぴったり。
私の父は歯がないんですが、そんな父でも食べられそうと思えるほど、しっとりとしたやさしい食感も印象的でした。
限定品「パイナップルケーキ」も絶品
今回でタルトタタンのお菓子をいただくのは2品目。
最初に食べたのは、季節限定の「土鳳梨酥パイナップルケーキ」でした。

このケーキも見た目が愛らしく、ドライパインの餡が濃厚で香り高く、生地との相性が抜群。
特に、バター風味のサクサクとした生地とパイナップルのねっとり餡との調和が絶妙で、台湾人にも好評だったというのも納得の味でした。
残念ながらこちらは9月までの販売で現在は終了。来年の再販が今から待ち遠しい一品です。
※2025年8月追記:
「濃厚チョコレート饅頭」は、本記事執筆時点の2023年当時はタルトタタンの公式オンラインショップで購入できましたが、2025年7月末をもって販売終了となっていました。
再販売の機会があれば、ぜひまた味わいたい一品です。
- 購入品 :濃厚チョコレート饅頭(5個入)
- 製造者 :株式会社タルトタタン(岩手県盛岡市)
- 税込価格:734円
- 購入手段:いわて生協の宅配
※上記は2023年9月時点の情報です。