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【岩手の和菓子】日本初の冷凍和菓子メーカー・芽吹き屋の「三つの餡の三色だんご」をレビュー

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岩手県花巻市の和菓子屋さん「芽吹き屋」
今回はその人気商品「三つの餡の三色だんご」をご紹介します。
冷凍保存で自然解凍して食べられるユニークなこのおだんご。
実際の味わいに加えて、冷凍和菓子開発の歴史もあわせて取り上げます。

三種類の餡、それぞれの魅力

冷凍庫から出した直後はこんな感じ

今回購入したのは、「三つの餡の三色だんご」。
冷凍保存の商品で、常温で約2時間の自然解凍で食べられる手軽さが特徴です。

食べてみると、まず驚いたのはモチっとした食感。
冷凍とは思えないほどの仕上がりで、先入観を良い意味で裏切ってくれました。

餡は「つぶあん」「くるみ味噌あん」「ごまあん」の三種類
いずれも舌ざわりがなめらかで、上品な甘さが口いっぱいに広がります。
香ばしさや風味も豊かで、一口ごとに楽しめました。

最初はお気に入りの味を見つけようと思ったのですが、結果的に三種類すべて大満足。
一本でバリエーション豊かに味わえるのも魅力です。

左から、つぶあん、くるみ味噌あん、ごまあん

全国初の冷凍和菓子開発の背景

この「冷凍和菓子」を生み出したのは、岩手阿部製粉株式会社(芽吹き屋の運営会社)。
公式ホームページでは「全国初」と記されていますが、実際には世界初の成功例と言えるのでは?

きっかけは昭和51年(1976)、香港で実演販売した大福のヒット。
当時の流通条件に対応するため、約二年の研究を重ね、冷凍和菓子の製造技術を確立しました。

 

開発には多くの困難があったそうですが、公式サイトでは次のように紹介されていました。

開発は自らの投資(リスク)なくして成功は不可能という指摘を頂き、冷凍庫をはじめとする設備を揃え家族総出で朝から晩まで開発を行う日々がはじまりました

※この引用は、サイトリニューアル前に公式サイトに掲載されていた内容を参照しています。

この一文から、挑戦にリスクがつきものだという現実を感じさせられます。

私が知っている経営者の方々もそうなのですが、経営者はリスクを恐れずに挑み、失敗を糧にして成果を築いていることが、この言葉からも実感されます。

私自身は経営者のように大きなリスクを背負った経験はありませんが、こうした開発秘話はとても学びが多いもの。
芽吹き屋の冷凍和菓子を食べるたびに、この言葉を思い出すかもしれません。

 

こちらの商品は芽吹き屋の公式オンラインショップのほか、Amazon・楽天市場でも取り扱いがあります。
ご参考までに↓

【公式】 芽吹き屋 オンラインショップ | 粉屋が作る、もちとだんご。
岩手県創業の和菓子屋「芽吹き屋」の公式オンラインショップです。岩手の伝統文化を通して、もち、だんご、大福などの定番アイテムから、四季や行事に合わせたギフトセットまで。つくりたての味をそのままお届けします。

 

 

  • 購入品 :三つの餡の三色だんご(4本入)
  • 製造者 :岩手阿部製粉株式会社(岩手県花巻市)
  • 税込価格:429円
  • 購入手段:いわて生協の宅配

※上記は2023年10月時点の情報です。現在は価格が改定されています。

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