岩手県奥州市で作られた、ちょっとユニークなどら焼をご紹介します。
その名も銘菓処高千代の「ガーデンハックルベリーどら焼」。
紫色のクリームが鮮やかで、見た目のインパクトも十分。
実際に食べてみると、美味しさと健康効果を兼ね備えた一品でした。
紫色のクリームとジャムがたっぷり

ガーデンハックルベリーは紫色の実をつけるナス科の植物で、ブルーベリーの約7倍ものアントシアニンを含むといわれています。
開封するとバターとベリーの香りが広がり、果肉がほどよく残ったジャムがクリームと合わさって爽やかな甘さを引き立てます。
どら焼の中には、このガーデンハックルベリーのジャムと発酵バターで仕立てたクリームがたっぷり。

どら焼の生地にはみそやしょうゆも使われており、香ばしさとふんわり食感が楽しめるのも特徴です。
自動車学校とお菓子屋さんのコラボ

このどら焼が誕生した背景には、奥州市の江刺自動車学校の取り組みがあります。
同校では高齢者講習を行うなかで「視力の衰え」に悩む声を多く聞いたことから、目に良い成分を含むガーデンハックルベリーを栽培・加工するようになりました。
その果実を地元の銘菓処高千代と組み合わせて完成したのが、この「ガーデンハックルベリーどら焼」。
一見意外な組み合わせですが、「交通安全」というテーマで地域に貢献しようという思いが込められています。
奥州市のふるさと納税返礼品にも
このどら焼は、銘菓処高千代のオンラインショップで購入できるほか、奥州市のふるさと納税返礼品にも選ばれています(2023年10月時点)。
共同開発品はどら焼のほかに「ガーデンサンド」もあり、こちらはハードゼリーをサンドしたお菓子で、どら焼とのセット商品もあります。
さらに、江刺自動車学校農産グループ「えさしベリー」からはジャム、飲む酢、特濃シロップといった商品も展開。
特に特濃シロップにはブルーベリーの約13倍ものアントシアニンが含まれるとされており、目が悪い私も気になるところ。
これらの商品も奥州市のふるさと納税返礼品に選ばれています。
また、通販サイト47クラブ(岩手県)より購入可能です。
(「ガーデンハックルベリー」、「えさしベリー」で要検索)
「ガーデンハックルベリーどら焼」は、見た目の鮮やかさと美味しさに加えて、目に良い成分を美味しく摂れるという付加価値のある逸品。
自動車学校とお菓子屋さんという異業種の連携から生まれたユニークな取り組みは、地域の知恵と工夫を感じさせます。
次回奥州市を訪れるときには、他のお菓子も食べてみたいと思います。
- 購入品 :ガーデンハックルベリーどら焼(3個入)
- 製造者 :銘菓処高千代(岩手県奥州市)
- 購入手段:いわて生協の宅配
※上記は2023年9月時点の情報です。
<参考資料>
・奥州市ふるさと納税サイト「事業者の想いが詰まった“ガーデンハックルベリー”とは!?」(https://www.city.oshu.iwate.jp/hurusato_tax/seisansha/1/5478.html)