青森県は日本一のりんご産地。
その中でも弘前市は市町村別の生産量が全国トップで、いまや「アップルパイの街」として観光にも力を入れています。
私自身も青森で育ったので、アップルパイは子どもの頃からとても身近なお菓子でした。
けれど、青森を離れてからは食べる機会が減り、いつの間にか懐かしい存在に。
そんな中、いわて生協の宅配カタログで「津軽りんごのアップルパイ」を見つけたので、注文してみました。
横須賀のメーカーが作るアップルパイ

この商品を手がけているのは神奈川県横須賀市のファミール製菓。
業務用冷凍ケーキのパイオニアといわれるメーカーです。
今回のアップルパイも冷凍で届き、常温解凍していただけるタイプ。
箱を開けた瞬間、ケーキ屋さんで箱を開けたときのようなわくわく感がよみがえりました。
シャキシャキりんごとカスタード

まずは常温解凍で味見。
十分に美味しいのですが、私はサクサク感が欲しかったのでオーブンで軽くリベイクしました。
すると、甘い香りが部屋いっぱいに広がります。
中にはりんごのプレザーブとカスタードクリーム。
シャキシャキとした食感のりんごと、とろりとしたクリームがよく合い、パイ生地も香ばしくほどよい厚みでした。
材料を見るとシナモンパウダーも入っていましたが、風味は控えめ。
シナモンが苦手な方でも安心して楽しめそうです。
青森県産りんごの存在感
県外メーカーが青森のりんごを使い、商品名に「津軽りんご」と冠してくれるのは、青森出身者として嬉しい限りです。
同じような例として、カゴメが期間限定で発売した「野菜生活100 青森りんごミックス」も記憶に新しいところ。
青森産りんごのブランド力が高い証拠でしょう。
実際、青森県産りんごは昨シーズンに販売額過去最高(約1,184億円)を記録。
輸出量・単価も伸びています。
子どもの頃、冬は毎日りんごを1個食べていましたが、それがどれほど贅沢なことだったのか、今になって気づきます。
かつて「りんご台風」で産地が大打撃を受けた時代を知っているからこそ、近年の好調なニュースは心強く感じられます。
もちろん、盗難、人手不足、猛暑といった課題は残されていますが、それでも青森りんごが好調であることを知ると、明るくなります。
今回のアップルパイを食べながら、あらためて青森りんごの存在の大きさを実感しました。
季節柄、インフルエンザも流行ってきていますし、「りんごを食べて医者いらず」の言葉を信じて、青森のりんごで健康管理をしていきたいと思います。
今回ご紹介した「津軽りんごのアップルパイ」は通信販売でも取り扱いがあります。
ご興味のある方は、よろしければこちらからどうぞ(アフィリエイトリンクを使用しています)。
- 購入品 :ケーキマニア 津軽りんごのアップルパイ 4個入
- 製造者 :ファミール製菓株式会社(神奈川県横須賀市)
- 税込価格:1,058円
- 購入手段:いわて生協の宅配
※上記は2023年10月時点の情報です。
<参考資料>
・NHK青森NEWS WEB「昨シーズンりんご販売額は約1184億円 32年ぶり過去最高」(2023/9/26)
・ファミール製菓公式ホームページ