本日1月29日の産経新聞で「地理的表示に6品目追加 青森にんにくや岩手わらび」という記事を見ました。
地理的表示とは、「地域の農林水産物や食品のブランドを守る」ための制度であり、登録された産品は知的財産として保護されます。
この度6品目が新たに追加されたというニュースで、東北地方では「青森の黒にんにく」、岩手県の「西わらび」が登録されました。
地理的表示の認定に必要な条件とは?
新たに登録された6品目は下記の通りです↓(出典:地理的表示産品情報発信サイト)
- ぐしちゃんピーマン(沖縄県)
- 大野豆(香川県)
- 青森の黒にんにく(青森県)
- 備前黒皮かぼちゃ(岡山県)
- 淡路島3年とらふぐ(兵庫県)
- 西わらび(岩手県)
この地理的表示の認定を受けるには、下記の条件があります↓(出典:産経新聞)
- 地域の特色を生かした原料や製法で製造され、高い品質や認知度を維持している農産物や食品
- 目安として25年程度の歴史があることを基準としている。
ということは、青森の黒にんにくには長い歴史があるのか…。
確かに黒にんにくのニュースや広告、私が小さい頃からじわじわ増えだしたような気がします。
今となっては全国的に人気の高い商品になりました。
風邪の治りかけには青森の黒にんにく
黒にんにくといえば、にんにく生産日本一の青森県で盛んに作られている加工品(発祥の地は三重県と言われています)。
青森県に住んでいた間、「黒にんにく=青森でしか食べられないもの」と思っていた私。
他県に出てみたら、産直や道の駅でも地元産の黒にんにくがごく普通に売られていることに少し驚いた記憶があります。
今回の地理的表示登録によって、青森の黒にんにくが差別化されていくのは青森県出身者として喜ばしいことです。
ちなみに、私が黒にんにくを食べるのは風邪の治りかけのとき。
びっくりするくらい食べた後の回復が速いので、おすすめです!
西わらびを楽しみに春の到来を待とう
そして、もう一つ東北から登録されたのは、岩手県の西わらび。
秋田県境にある雪深い地域、西和賀町の産品で、西わらびの水煮や加工品はここらへんのお土産屋さんで必ず見かけます。
この西わらびで作った「西わらび入り蕎麦」がすごく美味しいんですよね、他県の知り合いへのお土産に必ず買っています。
以前のブログにも書いたんですが、優しい味でのど越しの良い西わらび入り蕎麦に、南部かしわのダシのつゆの相性が最高で、大容量タイプも作って欲しいくらいです!
西わらびと言えば、もっぱらこの西わらび入り蕎麦ばかり食べているんですが、西わらびの素材そのものも食べてみたいな~。
次の春、産直で西わらびを買いに行ってみよう。
<参考資料>
- 産経ニュース ウェブサイト 「地理的表示に6品目追加 青森にんにくや岩手わらび」(2024/1/29)(https://www.sankei.com/article/20240129-YKXC66K755JKFBHPT3426INJCA/)
- 産経ニュース ウェブサイト 「農水省が地域農産品に品質のお墨付き GIマーク制定」(2015/4/10)(https://www.sankei.com/article/20150410-2TN6B6ML3JPDFFP2RHQJNQOZ6A/)
- 農林水産省 ウェブサイト「プレスリリース 地域の農林水産物6産品を地理的表示(GI)として登録」(https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/chizai/240129.html)
- 東北経済産業局 ウェブサイト「【青森県】青森の黒にんにく」(https://www.tohoku.meti.go.jp/chizai-enet/support/brand/aomorinokuroninniku.html)
- 地理的表示産品情報発信サイト
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