雑記

【秋田で夢をかなえるゾウ②】「碧423」で味わう田沢湖のもてなし──提灯の灯りと地元の味

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前回に続き、秋田県仙北市・田沢湖レイクリゾートの滞在記をお届けします。

前回のブログでは、水野敬也さんの書籍『夢をかなえるゾウ0』をきっかけに、「合宿の旅」として田沢湖を訪れた経緯をご紹介しました。

ホテルから夜明けを見つめ、圧倒的な光を目の当たりにした体験は、自分の悩みの小ささを感じる機会となりました。

今回は、田沢湖レイクリゾートのレストラン「碧423」でいただいた夕食と朝食の様子をお届けします。

バイキング形式で提供される料理は、地元・仙北市の食材を取り入れたものや、趣向を凝らしたメニューが並び、旅の食卓を豊かに彩ってくれました。

湖の深さと色にちなんだレストラン

碧423」という少し変わった名前の由来は、ホテルからほど近い田沢湖にあります。

田沢湖は日本一深い湖で、その水深は423メートル。深く澄んだ青色の湖水が印象的です。

グラデーションがかった青色が美しい田沢湖

レストランの名前は、その美しい水の色を表す「」と、水深423メートルを組み合わせたものだそうです。

レストランの前には、秋田の竿燈まつりを彷彿とさせる提灯がずらりと並び、訪れる人を温かく迎えてくれました。

近づいて提灯を一つ一つじっくり見るのも楽しい。

一つひとつ異なるデザインが施されていて、眺めるだけでも楽しいひとときに。

また、少し離れた場所には尾形光琳の《紅白梅図屏風》のレプリカも展示されており、和の美に触れる贅沢な空間が広がっていました。

大河ドラマ「元禄繚乱」のオープニングを思い出します。

ジュージューと音を立てるステーキ

開店と同時に聞こえてきたのは、鉄板でステーキが焼かれるジュージューという音。

「碧423」の名物のひとつです。

ステーキにテンション上がる子どもたちの姿がほほえましかった^^

赤身のうま味がしっかり感じられる牛ステーキは、脂も控えめで食べやすく、大人から子どもまで幅広く人気の一品でした。

タレは塩ポン酢と醤油ダレの2種が用意されていましたが、私は天ぷらコーナーにあった抹茶塩でいただくのが特に気に入りました。

食後には、フルーツやケーキなど多彩なデザートが並びます。

中でもパンナコッタの口どけの良さと上品な甘さは、思わずため息がもれるほど。

ため息が出る美味しさ。

地元・仙北市の味との出会い

夕食・朝食を通じて、秋田らしい郷土料理も豊富に並んでいました。

いぶりがっこ、稲庭うどん、じゅんさい。どれも定番ながら、現地で味わうと格別です。

中でも印象に残ったのが、仙北市の「善五郎豆腐」を使ったメニュー。以下の料理で提供されていました。

  • 善五郎豆腐モッツァレラとセラーノハム(夕食)
  • 豚肉と善五郎豆腐の味噌汁(夕食)
  • 善五郎豆腐の湯豆腐(朝食)
善五郎豆腐モッツァレラとセラーノハム
豚肉と善五郎豆腐の味噌汁
善五郎豆腐の湯豆腐

善五郎豆腐は、なめらかな食感とほんのり甘みのある味わいが魅力。

和洋どちらの料理にもよく合い、自然と食卓に馴染む味でした。

また、朝食には角館納豆も登場。こちらは、ひきわり納豆発祥の地ともされる老舗の一品(諸説あり)。

角館納豆

映画監督・黒澤明(父の出身が角館の近隣)が好んだという話もあり、思わぬ歴史とのつながりを感じながら、炊き立ての秋田県産あきたこまちとともに味わいました。

 

実は、今回の旅で田沢湖レイクリゾートを選んだ最大の理由は、レストラン「碧423」でした。

以前この場所を訪れた友人から、料理の美味しさについて聞いて以来、ずっと気になっていたのです。

提灯の灯りに迎えられ、音と香りに包まれて味わう地元の料理。

非日常の中で静かに心が満たされるような時間でした。

従業員の皆さま、そして素敵な場所を教えてくれた友人に、心より感謝しています。 

 

今回の旅のヒントにした書籍『夢をかなえるゾウ0』はこちら。ご参考までに↓

 

  • 宿泊場所:天然温泉 田沢湖レイクリゾート
  • 住所  :秋田県仙北市田沢湖生保内下高野82−117
  • 訪問時期:2023年7月
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