雑記

【瀬戸田から青森へ】レモンの町の造船業と青森の海の暮らし

雑記

先日、地方物産フェアで手に取った「瀬戸田レモンケーキ島ごころ」。
日本一のレモンの産地、広島県尾道市瀬戸田町で作られた、香り豊かなお菓子でした。

このお菓子との出会いをきっかけに、瀬戸田という土地の産業について調べてみたところ、意外な一面に行き当たりました。
それは、瀬戸田にはレモン栽培だけでなく、造船業というもう一つの重要な産業があるということ。
町内には、東証スタンダード市場に上場する内海造船株式会社の本社・瀬戸田工場があり、長年にわたり多様な船舶が建造されてきました。

さらに調べていくと、この造船所と私の故郷である青森県との間にも接点があることが見えてきました。

レモンの町で建造された「青森丸」

内海造船では、フェリーや実習船など、様々な用途の船舶が建造されています。
その一つが、青森県立八戸水産高等学校の実習船「青森丸」です。

現行船である第7代青森丸は、内海造船の瀬戸田工場で建造され、2023年に初航海に出ました。
青森丸の海洋実習は毎年地元のニュースでも取り上げられており、この船名は私にとっても以前からなじみのあるものでした。
今年1月14日には、青森丸がハワイ沖で行う遠洋航海に出発したことが報じられています。

レモンの町として認識していた瀬戸田が、実は青森丸という実習船とつながったことは、個人的に印象深い事実でした。

瀬戸田で造られたフェリーは青森へ

青森丸を起点に調べていくと、瀬戸田と青森との関係は、実習船に限らないことがわかってきました。

瀬戸田で建造され、青森に就航している船は複数存在します。
確認できた範囲では、青森と北海道を結ぶ次のフェリーは内海造船の瀬戸田工場で建造されたものです(括弧内は就航年を示す)。

 ・大函丸(2013年)
 ・シルバーティアラ(2017年)
 ・ブルールミナス(2020年)
 ・ブルーグレイス(2025年)

これらの船は、物流や生活交通、観光といった分野で青森の海の暮らしと関わっています。
私自身、北海道にフェリーで行ったことが複数回ありますが、上記のフェリーにはまだ乗ったことがないので、気になるところです。

 

レモンの町として知られる瀬戸田が、実は船を通じて青森の教育、産業と結びついていたという事実は、今回調べてみて初めて意識された点でした。

地方と地方との関係は、交流事業のような表に見える形で語られることが多いように思いますが、実際にはこうした裏側の関係性が無数に結びついているのだろうと思います。
具体的な金額まではわかりませんが、船舶建造という性質を考えると、瀬戸田と青森との間には、私が思っていた以上の経済的なつながりがあるのかもしれません。

瀬戸田は、レモンの町であると同時に、青森とつながりのある造船の町でもある。
その事実が、今回調べてみて強く印象に残りました。

 

🧭 参考:【広島サミットで提供】日本一のレモン産地で作った「瀬戸田レモンケーキ島ごころ」

参考資料

<ウェブサイト>

  • 内海造船株式会社 NAIKAI ZOSEN CORPORATION
  • TBS NEWS DIG「水産高校の実習船6代目『青森丸』が最後の航海 船長『日本一の実習船』」(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/atv/299009?display=1)(2023/1/27)
  • ABA青森朝日放送「八戸水産高校 65日間の航海実習 『青森丸』ハワイ近海へ出港」(https://www.aba-net.com/news/news-170648.html)(2026/1/14)
  • 海事プレスONLINE「津軽海峡フェリー、“大函丸”就航」(https://www.kaijipress.com/news/shipping/2013/04/90525/)(2013/4/19)
  • 日本経済新聞「川崎近海汽船、新造船『シルバーティアラ』を就航」(https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP443548_V20C17A4000000/)(2017/4/25)
  • 日本経済新聞「室蘭―青森航路に新船、わんこ同伴室 津軽海峡フェリー」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC099520Z00C25A4000000/)(2025/5/8)
  • 津軽海峡フェリー株式会社「待望の新造船 ついに就航!」(https://www.tsugarukaikyo.co.jp/cms/wp-content/uploads/pressrelease20200605.pdf)(2020/6/5)

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