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【青森の小説家】陸羯南と正岡子規に学んだ佐藤紅緑の歩み

2023年7月、弘前市在府町を歩いていたときのこと。朝陽小学校近くの通りで「佐藤紅緑顕彰の碑」という古い看板を見つけました。この碑が教えてくれたのは、弘前出身の文学者・佐藤紅緑(1874〜1949)の存在。そして、私の関心対象である陸羯南と...
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【秋田の新聞記者】新聞から市政へ――大久保鉄作の軌跡と秋田魁新報のはじまり

2023年7月、秋田県立近代美術館の特別展「皇室の名宝と秋田」を訪れた際、共催企業に秋田魁新報社の名を見つけました。気になって新聞を一部購入してみると、紙面上部には「明治7年創刊」の文字が。明治7年というと、1874年。これは、国内でも四番...
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【横手市の展覧会】秋田県立近代美術館「皇室の名宝と秋田」前期展示レポート

以前ブログで開催情報を紹介した特別展「皇室の名宝と秋田」ですが、昨日7/8、秋田県横手市の秋田県立近代美術館にて開幕しました!私も初日に鑑賞してきたのですが、前売り券900円の料金でこんなに充足した時を過ごせていいの?というのがまず思った感...
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【盛岡歴史探訪】原敬首相が参拝した大宮神社と坂上田村麻呂の伝説

2023年5月、原敬記念館を訪れた際、その近くにある大宮神社にも立ち寄りました。原敬首相の生家に隣接するように建てられた原敬記念館の周囲は、現在では商業施設も立ち並び、にぎやかな地域となっています。しかし、少し車を走らせると、のどかな風景の...
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【明治の東北巡幸】明治9年7月5日、金ケ崎〜北上〜花巻の記録

先日、北上済生会病院のルーツが明治天皇の「済生勅語」にあることをご紹介しました。今回はさらに、明治天皇と北上市との接点を探ってみました。すると、今からちょうど147年前の今日、明治9年(1876)7月5日に明治天皇が現在の北上市を実際にご訪...
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【横手市の展覧会】7/8開幕!皇室の名宝と秋田~三の丸尚蔵館 収蔵品展~

秋田県横手市。ここはかまくらといぶりがっこ、そして壇蜜さんの実家があることで有名です。さらに「秋田ふるさと村」という大きな観光施設があり、休日には家族連れでにぎわっています。その秋田ふるさと村内に併設されている秋田県立近代美術館では、今週末...
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【日本の始まりの地】橿原神宮の夏越大祓に息災を願う

本日、6月30日は「夏越大祓(なごしおおはらえ)」の日です。この日は、けがれを祓い、次の半年の無事を祈る伝統行事が執り行われる日です。実は、私が夏越大祓のことを知ったのはつい最近のことです。先日、以前訪れた橿原神宮から夏越大祓の案内が届き、...
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【岩手・青森の先人】原敬記念館で陸羯南の名前を探す──司法省法学校に学び退校処分を受けた二人

先月、岩手県盛岡市にある原敬記念館を訪れました。原敬は、岩手県出身の政治家で、大正時代に内閣総理大臣を務めた人物です。実は、以前にも一度訪れたことがあったのですが、別のことで原敬が陸羯南と接点を持っていたことを知り、「もしかして、記念館にも...
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【もう一つの勅語】いがめんちを求めてたどり着いた「済生勅語」の歴史

昨年9月、岩手県北上市に初出店した「ユニバース」。本部は青森県八戸市に本社を構えているこのスーパー、青森に住んでいた頃から大変お世話になっていました。そのため、今回の北上出店はとても嬉しい出来事でした。特に嬉しかったのは、青森産の食材や調味...
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【明治の津軽人】陸羯南の名が残るトルコ記念館──串本町とエルトゥールル号遭難事件の遺族支援

本記事では、和歌山県串本町のトルコ記念館を見学した経験をもとに、エルトゥールル号遭難事故と青森出身の言論人・陸羯南(くが かつなん)の関わりについて紹介します。弘前市在府町で育った明治のジャーナリスト・陸羯南の名前が、なぜ本州最南端の町・串...