バター餅と聞くと、私の中では秋田県北秋田市のバター餅を思い浮かべます。
2012年に秘密のケンミンSHOWで取り上げられたことをきっかけに人気が出て、私も初めて食べたときはその美味しさに驚きました。
こういう経験もあって、バター餅は北秋田でしか食べられないと思っていましたが、先日、岩手でもバター餅を発見。
興味本位で買ってみたこの岩手産のバター餅、美味しかったです^^
背徳感のある美味しさのお餅
バター餅はふにゃふにゃもちもちの食感にほのかな甘み、バターの後味があり、たいへん美味しいお餅です。
お餅にバターという組み合わせということもあって、食べているとなんだか悪いことしている気持ちになってくるほど^^;
実は、つい最近、セブンイレブンで地域限定、期間限定で「発酵バター使用のバター餅 クリーム入り」という商品が販売されました。秋田県とのコラボ商品です。
この商品、バター餅の生地の中にクリームが入っていて、さらに背徳感のあるお餅でした♪(再販希望!)
セブンのバター餅を食べたのをきっかけに、またバター餅を食べたいなぁと思っていた矢先に見つけたのが、千秋堂のバター餅でした。
酪農で有名な雫石のバター餅
千秋堂は岩手県雫石町にあるお菓子屋さん。雫石といえば、小岩井農場で有名な酪農が盛んな地域です。
ということは、このバター餅は美味しいんだろうと期待値高めで食べてみたんですが、期待を裏切らない味でした^^
口の中でとろけるような柔らかい食感とバターの風味がたまりません。
甘いもの好きには少し甘さが物足りないかもしれませんが、私にはちょうどいい甘さでした。
それにしてもこの食感、本当にすごい。
バター餅は元々マタギの保存食で、バターを入れると柔らかい食感が維持されるということで作られたものだそうですが、これってすごい発明ですよ…!
雫石でバター餅が作られるようになった経緯はわからないですが、北秋田の文化圏が比較的近いことと関係があるんじゃないかと思います。
このお餅もよく伸びーーーる
受験シーズンの秋田県では、北秋田の受験生がバター餅をふるまわれたというニュースを目にすることがあります。
バター餅がよく伸びることから、点数を伸ばして合格祈願という意味があるそうな。
しかも、受験生に贈られるのは神社で合格祈願の祈祷を受けたバター餅。これ、なかなかにくい贈り物ですよね♪
で、このバター餅もよく伸びるのか?と思い、伸ばしてみましたよ。
おお、伸びる伸びる。この伸びの良さが食感の秘密ですね^^
このバター餅を購入したのは、千秋堂のある雫石ではなく、先日訪れた道の駅 遠野風の丘。雫石から遠野は80km以上離れています。
それだけ離れていても遠野で売られているということは、岩手県民に愛されている一品ということなのでしょうか?
バター餅が気軽に食べられるのはとてもありがたいことです^^
- 購入品 :マルセンバター餅
- 製造者 :千秋堂(岩手県雫石町)
- 税込価格:410円
- 購入場所:道の駅遠野風の丘(岩手県遠野市綾織町新里8地割2−1)
※上記は2023年6月訪問時点の情報です。
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