先日のブログに書いた、秋田県立近代美術館で開催中の特別展「皇室の名宝と秋田」。
その帰り、美術館に隣接する「ふるさと市場」に立ち寄りました。
そこで見つけたのが、秋田県北の名物「バター餅」の冷凍タイプ。
販売されていたのは、大館市の老舗・御菓子処ひぐちの製品です。
マタギの保存食から広まった秋田の郷土菓子

バター餅は、バター、卵黄、砂糖を練り込んだ餅菓子で、もともとは北秋田のマタギ(猟師)たちが山中でも日持ちするよう工夫した保存食です。
2012年にテレビで紹介されて以降、秋田の名物として注目され、今では県内各地で販売されています。
今回購入したのは、県北に店舗を構える御菓子処ひぐちの冷凍バター餅。
きりたんぽの本場としても知られる大館市で作られた一品です。
冷たくても常温でも美味
今回購入したバター餅は、冷凍保存された状態で販売されていました。
冷たいままでも、解凍して常温でも楽しめるとのこと。さっそく2通りで試してみました。
冷たいまま食べる
5〜6分ほど室温に置いてから一口。冷たいのに固くならず、もっちりとした弾力があります。
バターの香りも冷たい方がやや強く感じられる気がしました。
常温に戻して食べる
じっくり解凍すると、より一層もちもちとした食感に。甘さは控えめで、ほんのりとした粒感が特徴的。
なお、解凍時にパッケージに餅が張り付いてしまったので、片栗粉をまぶしてから解凍すればよかったかもしれません。

縁起物としても人気のバター餅
バター餅はよく伸びることから、「成績が伸びる」「運が伸びる」といった語呂合わせで、受験生などに縁起の良いお菓子としても親しまれています。
今回のバター餅も、常温に戻すとしっかり伸びて、もちもちの食感が楽しめました。

この冷凍バター餅は、横手市にある「秋田ふるさと村」内のふるさと市場「地蔵屋」で購入しました。
県北の特産品が県南でも手に入るのは嬉しい発見です。
次回訪れた際は、別の店舗で取り扱っているバター餅との食べ比べもしてみたいと思います。
- 購入品 :秋田のバター餅
- 税込価格:399円
- 販売者 :株式会社マルイシ食品(秋田県北秋田市)
- 製造者 :有限会社御菓子処ひぐち(秋田県大館市)
- 購入場所:秋田ふるさと村 ふるさと市場 地蔵屋(秋田県横手市赤坂富ケ沢62−46)
※上記は2023年7月時点の情報です。