歴史を学ぶ

【岩手県北上市】北上・みちのく芸能まつりにて鬼剣舞を初鑑賞

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本日は北上・みちのく芸能まつり三日間の日程のうちの二日目。

駅前大通りで鬼剣舞が行われる日です。

今年の青森ねぶたでは、鬼剣舞をテーマにしたねぶたが出陣。

そのねぶたを見て実際に鬼剣舞を見たいと思い、本日行ってきましたよ。

昭和37年に始まる北上市の祭り

今年で62回目を迎えた北上・みちのく芸能祭り。

その歴史を北上市ホームページで調べてみました。

第一回目は昭和37年(1962)、みちのく郷土芸能まつりとしてスタート。

開催場所は北上商業高校(現在の専修大学北上高校)の校庭で、北上市内を中心に21団体が参加し、郷土芸能が披露されました。

その後、徐々に規模が拡大、東北各県、海外の芸能団体を招致するまでに発展を遂げます。

しかし、コロナ禍により北上・みちのく芸能まつりも大きな影響を受け、2年連続中止、昨年は規模縮小での開催となりました。

そんな苦難を乗り越え、今年は4年ぶりの通常開催。とても喜ばしいことです^^

鬼の面をつけ勇壮に舞う念仏剣舞

鬼剣舞の踊り手は鬼面をつけ毛ざいをかぶり、胸あて、肩たすきなど様々な衣装をまといます。

最近知って驚いたのは、鬼剣舞が念仏剣舞の一種で、鬼のような面は実は仏の化身であるということ。

その始まりは諸説ありますが、いずれも念仏、供養の要素が強いです↓(参考:北上市ホームページ、国土交通省東北地方整備局 胆沢ダム工事事務所ホームページ)

  • 修験の祖・役の行者小角が念仏を唱えながら踊ったのが始まり
  • 羽黒山の悪霊退散・衆生済度の念仏踊りとして伝えられた
  • 中央と闘って死んだ蝦夷や源義経、弁慶の魂を供養するもの

昨日のブログに書いた青森ねぶた「東北の雄 阿弖流為と鬼剣舞」は三番目の説、蝦夷の魂供養の説に基づいています。

このねぶたでは、朝廷と戦った蝦夷の将軍、阿弖流為と、その魂を供養する鬼剣舞が表現されているんですが、躍動感あるかっこいいねぶたですよ^^

緩急織り交ぜた鬼剣舞に感動!

鬼剣舞の公演は18:40から19:00、20分間。

実は本日軽い熱中症でダウンし、体調を回復するのに時間がかかり、会場への到着が少し遅れてしまいました^^;

到着すると人ごみができていて、お囃子の音が!

鬼剣舞を初めて見た印象は……意外とアクロバティック。

私が見たときは、二人の踊り手が曲芸のような演舞を披露していて、観客を沸かせていました。

その後に見たのは、おそらく「一人加護」と呼ばれるものだと思うんですが、一人で舞う演目。

時には勇ましく、時には優雅に舞い踊っていました。

踊りのスピードの緩急がどんどん切り替わっていって、勇ましく舞い踊る中、ときおり見せる優雅な動きがすごく素敵。

こういう舞いを見ていると、やっぱり仏の化身の踊りなんだなぁと思います^^

この模様はケーブルテレビ株式会社北上のYouTubeチャンネルでも見ることができます↓(期間限定の配信かもしれません)

鬼剣舞は2:01あたりから始まります。

プロが撮影した鬼剣舞を楽しめる動画ですので、ご興味のある方はぜひご覧ください!

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