雑記

【先祖調査】市町村合併の恩恵を戸籍請求で実感する

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先日のブログにも書きましたが、ここ最近、先祖調査にはまっています。

その先祖調査の第一歩は役所で先祖の戸籍を請求すること。

この作業がけっこう大変なんですが、ふと考えてみると、市町村合併のおかげでかなり作業が楽になっていることに気づきました。

合併には良くないイメージがあるけれど

私が若かった頃に各地で実施された平成の大合併。正直に言うと、当時の私は合併にいいイメージを持っていませんでした。

ある町に暮らす友人は当時こんなことを言っていました↓

よく知らないところと合併させられるの嫌だなー。

その友人が暮らす町はあまり交流のない自治体と合併することになり、かなり嫌がっていました。

で、平成の大合併から数年経ったとき、また別の地域に暮らす友人がこんなことを言っていました↓

私の住んでいる地域にばかり予算がついていて、他の地域から吸い上げているような気がする。

この友人が住んでいるのは、合併後の自治体の役所が置かれた中心地域です。

複数の自治体と合併したらしいんですが、友人曰く、自分の暮らす地域にばかり新しい施設ができているらしく。

それ以外の地域が目に見えて元気がなくなっていると複雑な心境を語っていました。

こういった声とは別に、こんな声も↓

私の住んでるところは貧乏すぎて、合併話すら出てこなかったよ…。

そうそう、平成の大合併で合併しなかった自治体は財政が豊かなところか、財政が窮乏しているか、そのどちらかの場合が多かった印象でした。

あの大合併で市町村の財政事情がなんとなく理解されたような記憶があります。

合併で先祖の戸籍請求が楽になった!

自治体の合併についてネガティブなことをつらつらと書きましたが、もちろん合併によるメリットは多いんだと思います。

私自身、「合併して良かった!」と思うことが特にないまま生きてきたんですが、先祖調査を始めてみて、めちゃくちゃメリットを感じています。

というのも、合併したことで先祖の戸籍調査が非常に楽になったんです。

自治体が合併するということは、様々な行政サービスが統合されるということ。

戸籍発行の業務も合併により統合されました。

合併前なら各地の役所、役場に行って手続きしないといけなかったものが、合併したおかげで回る役所、役場の数が少なく済んでるんですよね。

なので、一つの自治体の窓口に行っただけで、かなりの数の戸籍が取得できることもしばしば。

各地を回って行政手続きするのは大変ですが、合併のおかげでその作業がかなり省けました。

こちらの負担が激減する一方で、担当する職員さんは大変なんでしょうけどね…。

ある自治体で約20通の戸籍を取得したことがあるんですが、全部出すのに1時間以上かかっていました。

(あのときの職員さん、ありがとうございました)

秋田県での戸籍請求はさらに楽かも

私の夫は秋田県出身なんですが、秋田県での先祖の戸籍請求、かなり楽でした。

というのも、秋田県は平成の大合併で市町村数が69→25と、かなり市町村の数を減らしているんです。

平成の大合併により秋田県では約6割の数の市町村が減少。この秋田県の市町村減少率は全国9位(平成20年時点)だったんだそう。

(ちなみに、隣県の青森県と岩手県の市町村減少率は約4割です)

そうなってくると、一つの自治体がカバーする地域がかなり広くなります。

そのため、私の夫のご先祖の場合、2つの自治体の役所を回るだけで戸籍を揃えられました

合併前なら5つの自治体を回る必要があったので、一番手間がかかると思っていた戸籍の取得が楽に終えられてラッキー。

秋田県に代々先祖が暮らしてきた人は、先祖の戸籍取得は他の都道府県と比べて楽なのかもしれません。

特に、由利本荘市、大仙市、横手市は8つの自治体が合併してできているので、その地域に先祖が代々暮らしていたなら、かなりの戸籍が取得できるかも?

 

平成の大合併はずいぶん昔のことで、これまで合併について意識したことはありませんでした。

まさか、自分の趣味の範囲でここまで恩恵を受けることになるとは…。

いろんな物事と同じで、市町村の合併も一長一短なんだなぁとしみじみ思いました。

 

<参考資料>

・秋田県公式ウェブサイト 美の国あきたネット 「市町村合併」(https://www.pref.akita.lg.jp/pages/genre/12588)

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