弘前市

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【青森県弘前市】大浦城址碑の揮毫者、子爵 津軽益男

先日のブログでは、弘前市五代早稲田にある大浦城址碑とその歴史について書いたのですが、今回は碑の揮毫者について書いていきます。碑に刻まれているのは、「大浦城址 子爵津軽益男書」。この大浦城を拠点にして津軽統一を果たしたのは、弘前藩初代藩主、津...
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【青森県弘前市】大浦城と「津軽切り取り」の歴史

先日のブログでお伝えした高照神社。そこから約6kmの場所にある大浦城址碑へ行ってきました。大浦城址碑は旧岩木町五代早稲田(現在の弘前市五代早稲田)にあります。この大浦城、弘前藩の初代藩主である津軽為信が津軽地方の支配の拠点にした城なんだそう...
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【青森県弘前市】高照神社の忠魂碑と一戸兵衛陸軍大将

青森県弘前市高岡にある弘前藩藩主4代目の津軽信政と初代の津軽為信を祀る高照神社。先日のブログでは社殿について書きましたが、今回は鳥居をくぐってすぐ左側に建てられた石碑について。建てられているのは忠魂碑。「忠魂碑」の文字の横には、「陸軍大将 ...
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【青森県弘前市】弘前藩「中興の祖」を祀る高照神社

青森県弘前市高岡にある高照神社(たかてるじんじゃ)に初めて行ってきました。高照神社で祀られているのは、弘前藩(通称、津軽藩)の「中興の祖」である4代目藩主、津軽信政。訪問当日は晴天に恵まれ、高照神社の社殿と自然の美しさをじっくり楽しむことが...
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【青森の会津人】むつ市・釜臥山の眺めに柴五郎の足跡を思う

ある日、部屋の整理をしていたときのこと。10年以上前に使っていたコンパクトデジタルカメラが出てきました。バッテリーを充電して起動してみると、まだ正常に作動し、かつて青森の実家で暮らしていた頃の懐かしい写真がずらりと保存されていました。その中...
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【弘前藩の足跡】幕末の参勤交代と花館御本陣──斎藤家に残る嘉永7年の記録

秋田県大仙市の花館地区。ここは、かつて羽州街道の宿場町としてにぎわった歴史を持ち、現在も当時の名残を感じられる場所です。以前書いた記事(【弘前藩の足跡】秋田に残る本陣と駅場跡を歩く)では、弘前藩主が参勤交代の際に立ち寄った花館の駅場や、御本...
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【漫画で知る先人】陸羯南と学友たち──弘前発『マンガ陸羯南』と明治の俊才たち

先日、一冊の漫画を読む機会を得ました。その漫画とは、弘前市教育委員会が小中学生向けに製作した『マンガ陸羯南』という作品です。主人公は、新聞『日本』の創刊者であり、正岡子規の支援者としても知られる明治のジャーナリスト、陸羯南(くが・かつなん)...
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【青森の小説家】陸羯南と正岡子規に学んだ佐藤紅緑の歩み

2023年7月、弘前市在府町を歩いていたときのこと。朝陽小学校近くの通りで「佐藤紅緑顕彰の碑」という古い看板を見つけました。この碑が教えてくれたのは、弘前出身の文学者・佐藤紅緑(1874〜1949)の存在。そして、私の関心対象である陸羯南と...
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【岩手・青森の先人】原敬記念館で陸羯南の名前を探す──司法省法学校に学び退校処分を受けた二人

先月、岩手県盛岡市にある原敬記念館を訪れました。原敬は、岩手県出身の政治家で、大正時代に内閣総理大臣を務めた人物です。実は、以前にも一度訪れたことがあったのですが、別のことで原敬が陸羯南と接点を持っていたことを知り、「もしかして、記念館にも...
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【明治の津軽人】陸羯南の名が残るトルコ記念館──串本町とエルトゥールル号遭難事件の遺族支援

本記事では、和歌山県串本町のトルコ記念館を見学した経験をもとに、エルトゥールル号遭難事故と青森出身の言論人・陸羯南(くが かつなん)の関わりについて紹介します。弘前市在府町で育った明治のジャーナリスト・陸羯南の名前が、なぜ本州最南端の町・串...