昨日、青森の黒にんにくと岩手の西わらびが地理的表示の登録を受けたことについて、ブログを書きました。
この地理的表示の制度が始まったのは、平成27年(2015)。
せっかくの機会なので、これまでに登録された北東北三県の産品を調べてました(参考:地理的表示産品情報発信サイト)。
岩手県の産品
岩手県の地理的表示登録産品は以下の通りです↓
- 前沢牛 (奥州市前沢区)
- 岩手野田村荒海ホタテ (野田村野田湾)
- 岩手木炭 / 岩手切炭 (岩手県)
- 二子さといも / 二子いものこ (北上市)
- 甲子柿 (釜石市)
- 広田湾産イシカゲ貝 (陸前高田市広田湾)
- 西わらび (西和賀町)
北上市の秋の味覚と言えば二子さといもなんですが、地理的表示登録の産品だったんですね~(2018年に登録)。
秋になると、北上市の多くの飲食店で二子さといものいも煮を出すんですが、ねっとりした食感がすごく美味しいんですよ!
昨年は北上市で二子さといものアレンジレシピコンテストが開催されていて、北上市の特産品と言えば二子さといもという印象です。
そういう地元の雰囲気を知っていたので、地理的表示の登録をされていることに安心した、というか、納得しました^^
二子さといも以外の産品は………前沢牛と西わらび以外は初めて知りました。岩手県のこと、まだまだ勉強が必要です。
秋田県の産品
秋田県の地理的表示登録産品は以下の通りです↓
- 大館とんぶり (大館市)
- ひばり野オクラ (羽後町)
- 松館しぼり大根 (鹿角市八幡平字松館地区)
- いぶりがっこ (秋田県)
- 大竹いちじく (にかほ市)
大館とんぶり、いぶりがっこは知っているし、食べたこともあります。
にかほのいちじくは食べたことないですが、有名ですよね。昨年にはモスバーガーとコラボしてシェイクが販売されていました。
ひばり野オクラと松館しぼり大根は今回初めて知りましたね~。
ひばり野オクラは知らない間に食べていた可能性もあるんですが、松館しぼり大根は食べたことはないはず。
辛味大根なので、薬味やつけダレ等に使うそう。
昔、わさびの代わりの薬味を求めて辛味大根を見つける、という話が美味しんぼにあったんですが、その辛味大根と似ているのかな。
おろし蕎麦が好きなので、この大根のこと、覚えておこう。
青森県の産品
青森県の地理的表示登録産品は以下の通りです↓
- あおもりカシス (東青地域)
- 十三湖産大和しじみ (五所川原市、つがる市、北津軽郡中泊町)
- 小川原湖産大和しじみ (東北町、六ヶ所村、三沢市)
- つるたスチューベン (鶴田町、板柳町、五所川原市、つがる市)
- 大鰐温泉もやし (大鰐町)
- 清水森ナンバ (弘前市、平川市、西目屋村、田舎館村、大鰐町)
- 青森の黒にんにく (青森県)
出身県なので、さすがに全部食べたことがありました。
特に、県産のしじみや大鰐温泉もやしはごく普通に食卓に並んでいたので、懐かしい。
豆もやしの半分以下の細さのシャキシャキとした食感の大鰐温泉もやしは、炒めてもおひたしにしても美味しいんですよ!
大鰐温泉もやしは他県だと手に入らない逸品で、もう10年くらい食べていないような気がするなぁ。
実家を離れてみて、青森県って本当に美味しいものがたくさんある地域なんだなぁとしみじみ思います。
三県にまたがる産品
地理的表示に登録された産品の中に、北東北三県に生産地がまたがっている産品があります。
それは、「浄法寺漆」。生産地は下記の通り↓
- 岩手県:全域
- 青森県:三戸郡、八戸市、十和田市
- 秋田県:小坂町、鹿角市、大館市
「浄法寺」と聞くと、岩手県二戸市浄法寺で作られている浄法寺塗を思い出します。
その材料となる漆は岩手県だけでなく、岩手県境に近い青森や秋田でも採取されていたんですね、初知りです。
しかも、国産漆の7割を生産する一大産地なんだそう。
実は今漆器のお椀の購入を検討しているんですが、こういう情報を知った後だと、この浄法寺漆で作られた漆器が欲しくなってくるな~。
北東北三県のことは知っていることが多いと思っていましたが、地理的表示の登録産品だけでも知らないことばかりでした。
今後の買い物の参考にしようと思います^^
<参考資料>
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