以前ブログで書いた通り、趣味でご先祖のことを調べています。
まず手始めに夫の方のご先祖の戸籍をすべて入手し、戸籍の内容を基に家系図を作ってみました。
すると、意外な事実が判明。
今名乗っている姓の家と夫の家は血縁関係がなかったのです。
戸籍でわかるのは大正時代のご先祖まで
仮に夫の家の名字を【高橋】とします。
役所の窓口で直系のご先祖の戸籍を入手した後、まずは高橋家の戸籍を見てみたのですが………
高橋家の戸籍は、大正時代に作られた戸籍までしか発行されていませんでした。
消失していない限り、明治時代に作られた戸籍まで遡ることができるのが普通なのに。
ざっと見た感じ、遡れるのは曾祖父母の代まで。
他の家系はそれより上の代まで遡ることができているから、災害か何かで戸籍を焼失したのかな。
そんな予想をつけて、戸籍を読み込む作業を始めました。
夫の死後、曾祖母は曾祖父と再婚した
読み込み作業を続けていたら、曾祖母の戸籍の記事に以下の内容を発見しました↓(すべて仮名)
高橋ハツノ(曾祖母)の戸籍の記事
- 明治20年 伊藤松蔵 二女 出生届出
- 明治40年 高橋金治と婚姻届出
- 大正10年 夫 金治 死亡届出
- 大正13年 佐々木徳之助と入夫婚姻届出
※入夫婚姻:夫が妻の家に入り妻の氏を称すること(参考:コトバンク)
この記事の内容を基に家系図を作ると、こんな感じになりました↓
曾祖母は高橋金治と結婚し、伊藤から高橋姓となった。その後、金治は死去する。
金治の死後、曾祖母は曾祖父である佐々木徳之助と入夫婚姻、徳之助は佐々木から高橋姓に改姓。
その後、二人の間に祖父が誕生、その後夫の代にまで至る…という経緯のようです。
高橋家の元々の戸主である高橋金治さんは曾祖母の前夫。
夫と高橋金治さんとは血縁関係がないので、高橋金治さんとそのご先祖の戸籍を請求する資格はなかったんですね。
道理で高橋家の戸籍の通数が少なかったわけだ。
本家とは血縁がなくても関係が良好
高橋姓を名乗っているけど、高橋家と血縁関係はない。
早速、先祖調査で意外な事実が判明しました。
と言っても、曾祖父母の代の出来事なので、夫も義父も「はぁ、そうですか」という感じ。
血は繋がっていないと言っても、我が家は近所に暮らす本家と関係が良好です。
本家の方はおそらく我が家と血縁関係がないこともご存じだと思います。
ですが、そのことを気にする様子はなく、冠婚葬祭のたびにいろいろとお世話してくれます。
家系図を作ってみて、そんな本家のことをとてもありがたく思えてきました。
先祖調査、やってみてよかった。
<参考資料>
- コトバンク(無料ウェブ百科事典)
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